今年スペイン旅行にいってきました。
経済状況が悪く、35才までの失業率が50%、全体で27%もあるとのことです。

それでも陽気な人々と、明るい町並みは観光場所としてはやっぱりいいですね。

HISツアーで8泊9日で1人20万。安いわけではないけど、これぐらいの値段だと
周りの人もマナーが良く、安心でした。

■良かったところ

若年層(18〜36)の失業率がなんと50%、全体で27%程度という経済的に危機的
状況なのに、そんなのも微塵も思わせないぐらい街は活気付いてるし、皆さん
明るい。外人が店に入ってもじろじろ見てこない。自分の時間をすごく大切に
してる人たちらしいので、他人をあまりきにしないらしい。

俺が見た目が金ない風貌なせいか、スリが多発しているなんて微塵も感じなかった。

ツアーでもなかなか宿泊できない「トレド」に宿泊できたこと。
夜の景観とかすばらしいです。ルパンのカリオストロの城のような雰囲気。
スペインにきたら一度は行っておきたい。

プラド美術館はすごかった。歴史や美術に知識がなくても、ピカソのゲルニカ、
ベラスケスの作品は絶対みておくべき。圧倒されます。

コルドバの遺跡、アルハンブラ宮殿はイスラムの文化が残っていて興味深い。

バルセロナでは、街中にそびえ立つサグラダファミリアも圧巻。
ただしがっかりした点も。

グエル邸は入館料が高いけどおすすめ。 グエル公園は人多すぎ。

闘牛場は見れなかったので割愛。
じょじょに禁止されているらしく、バルセロナの闘牛場はショッピングモールに
なってた。日本にはあまりない「desigual」というブランドのシャツを購入できたの
で満足。

スーパーで買うビールが安い。1ユーロ。約130円。

生ハムはやっぱうまかった。どこにいっても長細いパンにこれでもか、と
生ハムを詰め込んでるパンが売ってるのだが、これが格別。
空港で売ってるのは、パンが固すぎてだめ。

バルセロナの活気はすごい。
ランブラス通り、海岸沿いは歩くべし。夜は海岸沿いでの飯がおすすめ。

ランブラス通りにある有名なケーキ屋さん「ESCRIBA」は絶対いくべき。
外人が好む甘ったるさが無く、むしろ日本人好みの味付け。
控えめな甘さと奥深い味、そして食べるのが勿体無いぐらい可愛らしいデザイン
には感動の一言です。日本では食べられないと思う。
日本国内で調べると同名のレストラン等がでてきますが、日本には入ってきて
いないです。
基本的に洋菓子を食べれない妻がすごく気に入ってしまい、バルセロナ滞在中に
2回も食べにいってしまいました。ケーキは大体5ユーロ程度。

カンプノウでサッカーを観戦したが迫力があった。
知り合いに「聖地にいくなんて死ね」って言われた。

■がっかりした点

カタール航空は質が悪かった。
妻がアレルギーのため、エビが入っていないメニューを頼んだら、エビが入ってた。
添乗員の聞き間違いではなく、メニューの記載が間違っていたらしい。
少量だったのと、すぐに気づいて薬を飲んだため、大事に至らなかったものの、
最もやってはいけないことでしょう。命に関わることなのでクレームを入れる予定。

一般のスーパーなどは別として、全体的にスペインの物価が高い。
レストランで飲む酒も日本より高く感じるし、つまみにと野菜だけ頼んでも
1000円程度とられる(円安の影響もあるかもしれないが)

飯の味が口にあわない。
生ハムの入ったオリーブの野菜炒め、みたいなのを頼んだら、見た目うまそうなん
だけど、味付けがほとんどしてなくて、大きめの粒の塩がかけられているだけ。
んでこの塩が辛すぎるw

パエリアは、
バルセロナの海岸沿いで食べたイカ墨ベースのものは味が濃い上に水気が多く、
おこげもなかった。
バレンシアでちょい高級そうなお店で食べた、元祖うさぎのパエリアは、おこげは
あったものの量は多いし、やはり味が濃かった。
マドリードでHISが連れて行ってくれた有名らしい店のパエリアは、
おこげもないし、味付けもよくなかった。

どこの店も雰囲気がよくて、おいしそうな感じなのにどうしてこうなんだろう?
というか調理が雑。 結局おいしいパエリアに出会えなかった。

レストラン、ショップなどの店員がやる気ない。
なかなかメニューもってこないし、頼んだメニュー(食べものも飲みものも)が
来るのも遅い。店員を呼んでもなかなかこない。それらを指摘するとあからさまに
険しい表情になる。自分のペースを崩されたく無い人たちなのね。

サグラダファミリアのショップ店員達は、いくら売り上げても給料が変わらないらしく
やる気が無いのでレジが遅いから、買うなら早めにと添乗員さんに言われました。

おつりがでると、必ず細かいのをもっていないかきかれる。無いというとあからさまに
態度が変わる。

バスの運転手が気まぐれで、1時間程度走ったぐらいで彼のための休憩が40分程、
入ったりする。長いときでも4,5時間の移動なのにその中で3回も4回も休憩取られ
たら面倒くさい。

英語があまり通じない。

ソフィア王妃芸術センターはレベル高すぎ。歴史背景などの予備知識がないと
何もわかりません。またシステムが若干複雑なので、最低限英語で話せないと
入れない箇所があったりでめんどいです。

サグラダファミリアは圧巻だったけど工事中の風景はやはり萎える。
特に外観は、イエスキリストの誕生から復活までを表した彫刻が彫られているが
一番重要な復活したキリスト像の周りがいまだ工事中で、見てて萎えた。
中は思ったより狭い。人が多すぎ。

カンプノウからの帰りがひどかった。
地下鉄は外まで行列になってるし、人が多すぎて、空気が圧迫してた。
無理と判断して2キロ程度あるいてようやくタクシーを捕まえた。

屋根のあるところでは絶対にタバコはだめらしいが、屋根がないところでは、
みんなタバコをポイ捨て。

雨が降ったときにバスの中で雨漏りが発生した。しかもかみさんの席にだけ直撃w

ホテルはバスタブがついていないところが多かった。

どのホテルもwifiが入っていたが、部屋では繋がりにくかった。
ロビーで繋がりやすいのは分かるが、ロビーのトイレが一番繋がりやすかったのは
なぜ・・・?w (in バルセロナ)

直行便がないので、
日本からカタールまでが11時間程度。
カタールからバルセロナまでが6時間程度。
当たり前ですが飛行機内は空気が乾燥しているし、ゴミがまってる。
カタールは蒸し暑く、飛行機からターミナルまでバスで20分程度移動します。
ターミナル内は逆にくそ寒い。二人とも体壊しました。もう年だね。

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総評
ブランド好きな人にはショッピングが楽しいのではないでしょうか。
皮が有名ですし、かみさんは良い鞄や服に出会えてショッピングを楽しんでました。

スペインの歴史は比較的新しいので、ヨーロッパ大陸の歴史に興味がある人
にとっては、他国を回ってから来るのが良いと思う。遺跡についても同様。

美術館は圧倒されるものがおおいけど、歴史の背景を知らないと面白さ半減だし、
暗いものも多い。やっぱり予備知識は得ておく必要があると思います。

飯はあまり期待しないほうがいい。やっぱり文化が違いすぎる。

フラメンコは広場で踊ってるジプシーの方しか見れなかった。残念。

ある程度範囲を決めての街探索が一番楽しい。
ランブラス通りを抜けて、バルセロナ海岸沿いまでとか。
トレドでは街の鞄屋さんを見つけて良い品物に出会えたし、
グラナダではアラブ人街で面白いおっちゃんに出会えたし、
どの旅行でも積極的に散策するのがよいよね。


観光地でのちょっとした飲食には注意。
サングリア頼んだら1リットルでてきた。

英語が話せない人がおおいので、タクシー用にホテルのカードをもっていくのを
おすすめ。見せただけですぐつれていってくれます。

勿論楽しんできたのですが、
自然遺産もあまり見れなかったし、文化遺産についてはキリスト教の遺産が多いため、
最後のほうは若干飽きてきた。サグラダファミリアも結局キリスト教の 建物だしね。

次にスペインにいくとしたら、ジブラルタル海峡方面、ポルトガル方面、マドリードの
北の方にいきたいと思いますが、いつになることやら。